障がい者歯科医療
ネットワークとは

障がい者歯科医療
ネットワークとは

このホームページは、障がいを持つ方々やそのご家族、介護をされる方たちにとりまして、歯科治療について少しでもお役に立てるように、いろいろな情報提供をさせていただく目的で、愛知県歯科医師会が作成しています。

「障害者自立支援法」が施行されました。これを期に、障がい者の地域生活の自立を支援すると言う観点から、愛知県の障がい者福祉政策が以前にも増して、より充実したものとなりました。それにより愛知県歯科医師会においても障がい者歯科診療を必要とする方が、その地域において安心して治療を受けていただけるように、歯科に関するお役立ち情報を提供していきます。

障がい者歯科医療
ネットワーク推進事業
について

愛知県歯科医師会では、本事業を「障がい者歯科医療ネットワーク推進事業」と称し、愛知県行政の委託の下、平成18年度より内部での委員会を設立し、「全ては利用される障がい者ご本人とそのご家族・関係者の皆様への歯科医療に対する利便性の充実を図る」をスローガンに事業展開を進めております。

本事業の2本柱

01

障がい者歯科医療センター(愛知県下12施設)と愛知学院大学歯学部附属病院・愛知県心身障害者コロニー中央病院等との連携についてインターネット回線を用いてネットワークを構築し、一次・二次・三次医療を再組織化し、それらを有機的に連携させて障がい者歯科保健・医療・福祉の充実を図る。

02

障がい者歯科従事者への研修制度を確立することにより、愛知県歯科医師会障がい者歯科認定協力医(以後、「認定協力医」)の育成と日本障害者歯科学会認定医(以後、「学会認定医」)の養成を行い、県内における障がい者歯科医療の普及と啓発ならびにその質の向上・充実を図る。

愛知県歯科医師会
障害者歯科認定協力医
について

本事業は、愛知県より愛知県歯科医師会に委託された事業です。

認定協力医教育の取り組み
・目標と目的

地域完結型の医療

厚生労働省が提起している「地域内では、各医療機関が患者に対し治療開始から終了までの全体的な治療計画を共有する」という『地域完結型の医療』を目標にしています。

現状と今後の役割

障がい者の集中入所施設の規模縮小が推進されグループホームの活用を含めて生活地域への回帰が図られています。

今後、県下各地域の障がい者歯科医療センター等に求められる役割は従来からの障がい者歯科医療の二次医療機関的な機能に加え、障がい者歯科従事者等への教育・研修機関としての機能をより明確にもつ必要性が一層高まり、更に障がい者歯科医療の裾野を広げて行くことが不可欠だと考えて事業を展開しています。

研修の目的

  1. 1

    本研修制度(講義・実技実習・臨床実習)を通じて、愛知県歯科医師会障害者歯科認定協力医を育成する。

  2. 2

    愛知歯科医療センターならびに県下医療センターでの研修を通じて、障がい者歯科認定協力医を普及させその定着を図る。

  3. 3

    認定協力医修了者には、愛知県からの委託において愛知県歯科医師会会長が修了証を発行し、意識の向上を図る。

  4. 4

    最終的には、本研修を通じて愛知県における障がい者歯科医療の普及と啓発ならびにその向上、充実をめざす。